2005年?2006年まで週刊ヤングサンデーにて連載された作品です。作者は「おやすみプンプン」「虹ヶ原ホログラフ」などの作品を生んでいる浅野いにお先生です。
今年映画化されたばかりで有名な作品ですね。
社会人二年目の井上芽衣子は、仕事に疑問を感じながらも、大学時代からの恋人・種田との同棲生活を過ごしていた。ふとした種田の言葉をきっかけに芽衣子が仕事を辞めるところから物語は動き出す。自分の社会的立場や生活とバンド活動の間でせめぎあう種田は、芽衣子のその選択に心揺れながら一つの決断をする。
不器用に共鳴しながら、それでもお互いに見つめ合う種田と芽衣子。そんな二人の物語。
ラブストーリーではありますが、異なるメッセージもはらんだ作品です。読む人の現状や心情、果ては性別が違えば違っただけ解釈のあるストーリーだと思います。
個人的には、深読みするほどの隠された主題はないようにも感じます。
ある種、種田というキャラクターは記号だと思うのです。種田は現代社会に生きる「男性」であるとも言えるし、モラトリアムの幻想を引きずった象徴でもあります。
種田のある重要な一つの感情は明確な答えを出さないままに、物語は終わります。安い言い方をしてしまえば、その答えは我々受け手の中にあるものだと思うのです。
我々受け手の答えを当てはめられるかのように、種田の存在の多くは説明を削っているのではないでしょうか。
あくまで私も男性ですし、主格の「男性」が本作において種田なのでそのように感じるのかも知れません。ただこの「ソラニン」という作品はどうしても性別による見方の差が出てしまいます。もしかしたら芽衣子を何かの記号に感じる女性もいるのかもしれません。
本質的な感情ではなく現状を深く纏った心情を切り取った作品です。その中で、一つの原則的答えを見つける事は困難ではないかと思います。
私に言えることは、種田は「私」であり「あなた」です。種田と芽衣子は「全ての私たち」てある、ということだけです。
今年映画化されたばかりで有名な作品ですね。
社会人二年目の井上芽衣子は、仕事に疑問を感じながらも、
不器用に共鳴しながら、
ラブストーリーではありますが、
個人的には、
ある種、種田というキャラクターは記号だと思うのです。
種田のある重要な一つの感情は明確な答えを出さないままに、
我々受け手の答えを当てはめられるかのように、
あくまで私も男性ですし、主格の「男性」
本質的な感情ではなく現状を深く纏った心情を切り取った作品です
私に言えることは、種田は「私」であり「あなた」です。

