昨晩はショックと悔しさのあまり一晩中泣いていて、ろくに寝ていなかった。
体調のコンディションがあまり良好とはいえない時に健康診断を受けにきてしまったことを後悔していた。
尿にタンパクが出たことなんて一度もなかった。
特に大きな病気をしたり、特に虚弱体質であったりすることもなかった。
ただ前日に推薦入試に落ちていた、ただそれだけだった。
意外と打たれ弱い自分を知って、おかしいような嬉しいような妙な気分で自転車を漕いで家路についた。
翌朝学校に着くと、自分の机の中に三つ折りになったルーズリーフの束が入っていることに気が付いた。
それは飯島からの手紙だった。
男子にしては珍しい綺麗で整った文字でびっしりと文章が書かれていた。
ルーズリーフの右上にはナンバリングが施されていた。
「今日、普通に登校したら、有村さんが欠席していたので『ああしまった。』と思った。
昨日帰りがけに俺が余計なことを言ってしまったせいだと思った。
だけど、前川から健康診断を受けるための公休だと聞いて安心した。
有村さん、皆勤賞がかかっていたし、俺のせいで学校休むなんてことになったらどうしようと心配した。それから、・・・・・・・・」

